人生の途中、いろいろなシチュエーションでお祝い事は起きますが、まずは「祝い事の主役が自分」という場合の主な内祝いを挙げてみます。
「結婚内祝い」は一般的に結婚式で「引き出物」をお渡しした場合は贈りませんが、非常に高額な「お祝い」を頂いた方には「内祝い」も贈ることがあります。「新築内祝い」は主に「新築祝い」を頂いた方に贈るものですが、中でも新居に招いてのおもてなしをできなかった方がいる場合に内祝いとして贈ります。「快気内祝い」は病気やケガをして「お見舞い」を頂いていた方に、治ってからあるいは病院からの退院後に贈るものです。「開店・開業内祝い」は、お店や会社の開店・開業の報告を兼ねた内祝いですが、「お祝い」を頂いたけれどオープン時にパーティーを開くなどしておもてなしする機会がなかった方に贈ります。
次は、子どもが生まれて以降のお祝い事、いわば「子どもが主役の祝い事」に関する内祝いの主なものを挙げてみます。
「出産内祝い」は一般的に産まれて1か月後頃に贈るものです。この時気を付けたいのが「出産祝い」は主に母親宛で頂くのに対し、出産の内祝いは子どもの名前で贈るということ。「初節句内祝い」は女の子なら3月3日の桃の節句、男の子なら5月5日の端午の節句を生まれて初めて迎える時の内祝いです。食事会などにお呼びできない、あるいは来られない方に贈ります。「七五三内祝い」の場合もやはり、食事会などでおもてなしする機会が持てなかった方に贈ります。「入園・入学内祝い」も同様に入学や入園のお祝いを頂いた方に贈るものです。一般的に子どもの成長に関して、つまり子どもに対して頂いたお祝いには「お返し」は不要と言われますが、実際には「内祝い」として贈ることが多いようです。